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海外の安否確認サービスは?

高齢化が進んでいるのは日本だけではない

高齢化が進み、高齢者のみの世帯や1人暮らしの世帯が増えているのは日本だけではありません。世界全体で高齢化が進んでいます。
高齢者本人は元気で暮らしていても離れて暮らしている家族は心配になるものです。安心して暮らしていくためにも安否確認の体制を整えておかなければなりません。これは国が違っても同じことです。世界の国々ではさまざまな安否確認サービスを行っています。

高齢化が進んでいるのは日本だけではない

スロベニアの安否確認サービス

中央ヨーロッパに位置しているスロベニアは、1990年に旧ユーゴスラビアから独立しました。独立して30年弱と新しい国のため若者が多いイメージがあるかもしれませんが、スロベニアの高齢化率は18%と高めです。
スロベニアでは高齢者の安否確認に「Seniors Phone」というスマホアプリを使用しています。Seniors Phoneは高齢者がスマートフォンを使いやすくするためのアプリで、インストールするだけで通常のスマートフォンが高齢者向けのスマートフォンになります。事前に登録した相手と双方向の位置情報通知システムがあり、異常時にすぐに駆けつけることができます。

スロベニアの安否確認サービス

アメリカの安否確認サービス

アメリカの高齢化率は14%とスロベニアほど高くはありませんが、全高齢者のうち28%が1人暮らしです。1人暮らしの高齢者の方が危険リスクが高いため、離れて暮らしている家族は心配が尽きません。アメリカはIT先進国ですが、スマートフォンやPCなどの操作を苦手とする高齢者も少なくありません。そこで操作が苦手な高齢者も簡単に利用できる「Independa」という安否確認システムを開発しました。
Independaはテレビにインターネット機能を組み込んでPCやスマートフォンと通信できるものです。テレビのチャンネルと同じ感覚でリモコンを操作するだけで相手のPCやスマートフォンの画面にアラートが表示されます。メッセージを送受信したり、通院や服薬の時間を知らせるリマインダー機能がついていたり、家族と写真や動画を共有できたり、とさまざまな機能が備わっています。

アメリカの安否確認サービス

イギリスの安否確認サービス

イギリスでは1人暮らしの高齢者が360万人以上いますが、孤独を感じさせないために行われているのが「Silver Line」という安否確認サービスです。Silver Lineは非営利のサービスのため、ボランティアと寄付で賄われています。60歳以上の人なら時間や場所を問わずいつでも通話料無料で電話をかけられます。話し相手になったり、必要な公的サービスを紹介したり、と高齢者が安心して暮らしていくためのホットライン的な役割があります。

イギリスの安否確認サービス
高齢の家族と離れていても安心!

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