ニーズが高まっている安否確認サービスとは?
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高齢者の安全を見守る
日本では高齢者が元気に生活できるようにさまざまな介護サービスで高齢者の心身の健康を支えています。その中で注目を集めているのが、日々の健康状態を確認し、孤独死防止にもつながる「安否確認サービス」です。遠隔地でも高齢者の状態を確認できるセンサーもあり、離れて暮らしている家族も安心です。しかし、その一方で見守られていることを監視されていると感じて安否確認サービスを否定的に捉えている高齢者もいます。利用する際は高齢者の気持ちに配慮しなければなりません。
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種類が多様化
安否確認サービスは高齢者の状態や状況に応じて使い分けられるように、サービスの内容が多様化しています。ここでは代表的なものを4つ紹介します。4つの中でも飛躍的にニーズが伸びているのがセンサー型です。スマートフォンが普及したこともあり、多くの人が利用しています。最近は日常生活の中で目立たないように、と家電製品やホームセキュリティと連動したものも開発されています。異常を感知すると家族のスマートフォンに連絡がいくため、離れて暮らしていても安心です。
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選ぶポイントは?
安否確認サービスと一口にいっても、その種類は多岐に渡っています。選択肢の幅が広いため、少しでも安心できるようにいろいろな機能を追加する人もいますが、ニーズに合っていなければ意味がありません。大抵のことは自分ででき、自立している場合は基本機能があれば十分ですが、介護度が重度の場合はすぐに駆けつけてくれるサービスがついているタイプがいいでしょう。いつ状態が変化するか分からないため、緊急通報の機能がついていると非常に便利です。
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新型コロナで再注目
世界中に大きな影響を及ぼしている新型コロナは、特に高齢者への影響が強く出ています。重篤な状態になる人も多く、最悪の場合、死につながってしまうため、感染しないように十分注意しなければなりません。そのため、直接顔を合わせて生活状況や健康状態を確認する訪問型の安否確認サービスができなくなってしまいました。感染防止のために必要な措置とはいえ、以前よりもさらに高齢者が孤立しやすい状況になっています。その状況を少しでも変えるために、訪問ではなく電話による安否確認が行われています。